bekiranofuchi’s blog

社会を独自の視点で描いてみたいという男のつぶやき。

確定申告と納税義務

納税は義務なのか 報道によると確定申告会場で自民党裏金事件への怒りが噴出し、SNS上では「#確定申告ボイコット」がトレンドワードに急浮上スタという。些細な不備でも再申告をして課税される国民に対し、政治家の「政治資金」は非課税の聖域で使途不明の…

初夢

なんと年金が18倍になる夢を見た。昨年11月に三菱UFJ銀行が10年の定期金利を100倍の0.2%に引き上げた。その時考えた。私の年金は約200万円だから、0.2%の金利とすると10億円の定期預金を持っていると言えるのではないか。定期預金の金利を年金という名目で…

なぜトランプは人気があるのか。

アメリカの黄金期1950年代、労働者たちは平均的賃金を得て、ローンで家を買い新車を買った。 だれもがみんな一緒に「アメリカン・ドリーム」を満喫できたのだ。 アメリカの製造業が生産した製品をアメリカ国民が買う、そこには企業・工場の海外へのアウ…

成人の日に思う。

ラジオから三連休の天気が云々と聞こえている、そこでようやく気が付いた。 1月8日は月曜日だが成人の日ゆえ土・日曜から続いて3連休となるのだ。 成人の日が1月8日とは何とも居心地が悪い。 かつて成人の日は1月15日と決まっていたはずだ。 腑に落ちない…

マイナカードと健康保険証

報道によると、総務省は12月中にも、暗証番号が不要なマイナンバーカードを導入する方向という。当初は、暗証番号の設定・管理に不安を抱える高齢者や認知症患者らを想定していたが、希望者全員に対象を拡大することへと方針転換するらしい。 また、すでに交…

経済成長主義を叱る

敗戦によって焦土と化した惨状から一躍奇跡的な復興を遂げた日本。その要因は、国民が国家再建に向かって一致団結して取り組んだ経済の立て直しが大なるものでした。みごと立ち直った新生日本、その発展戦略とは戦前の領土拡大主義から経済力強化へと転換す…

問題は成長でなく成長主義にある。

私はアベノミクスの根拠なき2%成長論に愛想をつかして、「それでも経済成長は必要か」「経済成長主義の終焉」をブログに書いてきた。 繰り返しになりますが、成長そのものに問題はなく「成長主義」にこそ問題があることを指摘したいと思います。 敗戦の惨…

内閣支持率の調査

岸田内閣の支持率が低下していると各報道機関が報じています。 多くの報道機関がおこなう内閣支持率の調査方法は、回答者の生の声を聴取した結果をそのまま反映するのではなく、 支持する理由と支持しない理由の回答をあらかじめ用意しておき回答者がその中…

インパール作戦

「朝起きてから山形新聞、AERA、週刊金曜日の原稿をまとめ書き。大阪万博とインパール作戦とマイナンバーカードについて書きました。始めた作戦を途中では止めることができない「総長賭博」体質はたぶんもう治りません。でも、自分たちがそういう国民文化の…

うつろい

普段あまり取引のない信用金庫から昨日封書が届きました。 宛名の上には赤い下線が色濃く引かれ「お客様への重要なお知らせ」と記載されています、 さっそく封を切ると「マネーロンダリングおよびテロ資金供与に関するガイドラインを踏まえお客様とのお取引…

マイナンバーカードの混乱は手段の目的化が原因だ。

現在マイナンバーカードの累計申請数は総務省ホームページによると97,157,317で人口に対する割合は77.2%に達しています。一方、マイナンバーカードに関連するトラブルが続出しております。 そもそもマイナンバーカードの発端となったのはマイナンバー制度で…

Jアラートに思う

Jアラートは正式名称を「全国瞬時警報システム」という。 国が、時間的余裕がない有事の際に、住民に情報を届けるために使われるシステム。 有事を察知した場合、内閣官房が総務省消防庁のJアラート送信システムを使って 主に携帯電話会社と市町村の受信機に…

手放しで喜べない給料アップ

物価高騰に困窮する庶民の救済と称し岸田首相自ら音頭を取り旗振りをした給料アップ政策。 かつては安倍政権も脱デフレ・景気浮揚策の一環として政府主導の賃上げを図ったことがある。 しかし魅力ある消費対象のない日本で多少給料が上がっても破綻した福祉…

ウクライナ・ファティーグ

ロシアのウクライナ侵攻から1年になる先月、米国バイデン米大統領はキーウを電撃訪問し、ウクライナのゼレンスキー大統領に戦闘車両数千両の提供などウクライナ支援を約束した。その1週間後、こんどはイエレン米財務長官がキーウ(キエフ)を訪問した。ウク…

戦争と平和

「ひとはなぜ戦争をするのか」という本が20年以上前に刊行されています。 内容はアインシュタインとフロイトの戦争をめぐる書簡交換ですが、90年前の 両偉人の意見交換はこの問題をじっくりと考えるには大変参考になります。 フロイドの「生の欲動」と「死の…

有事と戦争ー建国の本義を忘れるな

ロシアのウクライナ侵攻に端を発して台湾有事や北朝鮮のミサイルなど我が国の国防議論が活発化しています。そこで気になるのは国防が即戦争に結び付ける論議が大手を振ってまかり通っていることです。 歴史を遡れば、 日本国憲法公布(1946年11月3日)直後の…

社会が変わってしまう

「性的マイノリティ」への差別発言をした「首相秘書官」。その発端は、「LGBT理解増進法」。報道によると、岸田首相は、この法案により「社会が変わってしまう」と発言をしたようです。国会では、「首相発言」をめぐり、野党が首相にその「真意」を問い糺し…

シグナルとノイズ

年末を迎え一年の重大ニュースが恒例のごとく発表される。今年はどのメディアでもロシアのウクライナ侵攻がダントツでランク一位である。この事態が発生する可能性は昨年末から予想され二月になるとウクライナ国境へのロシア軍隊の集結が頻繁に報道された。…

ワールドカップ2022と太平洋行進曲

FIFAワルドカップ2022に出場した日本チームの大活躍にはまさに眼を見張る思いである。試合前から劣勢が予想されたドイツそしてスペインと立て続けて逆転勝ちを収めたのである。 この奇跡的な出来事に国内のメディアは舞い上がりサムライ・ブルーの報道に明け…

醜の御盾

「なぜ支持率3割政権が勝手に決めるのか 防衛費倍増」これは昨日の日刊ゲンダイの記事見出しである。防衛と聞いて想起するのは防人歌「今日よりは顧みなくて大君の醜の御盾と出で立つわれは」〈万葉集 四三七三)である。 「大君」とは天皇のこと、故郷に家族…

ロシア侮れず

今朝のTV報道番組にエマニュエル・トッドが出演していた。司会者がロシアやアメリカはじめ世界情勢についてトッドのコメントを求め、それに対して番組の常連らしい橋下徹と木村太郎が質疑応答する形で進められた。 トッドが国民信頼度や教育成果など歴史人類…

資本主義考察

まず資本主義と市場経済とは異なるものであるという私の見解をご説明します。 市場経済とは、貨幣(M)の仲介によって財(C)を交換する方法: C―M―C‘ 資本主義とは貨幣を使ってより多くの貨幣を獲得する術策 : M―C-M‘ 市場経済は、明瞭で透明でわずかな利潤…

国家の恫喝

10月14日の報道によると「河野太郎デジタル相はマイナンバーカードと健康保険証の一体化に伴い紙やプラスチックカードの健康保険証を2024年秋に廃止する方針を発表した。既存保険証の新規発行を停止することで、マイナンバーカードへの置き換えを推し進める…

収奪国家、日本の惨事便乗型政治。

岸田政権は物価の高騰に対して国民の窮状に寄り添う姿勢を見せるが実は業界と結託したピンハネ政策ではないか。 ガソリン高騰への国民支援と銘打ちなが石油元売り会社への支援金で国民へは補助金の半分しか還元されていない。今度は電気料金の高騰対策として…

モノからコトへ。

米国駐在から帰国した30年ほど前のことです。なにげなくTVをつけると「モノより思い出」というナレーションが耳に飛び込んできました。TV画面に目をやると湖を前に車を止めた両親が車からランチボックスを降ろすと小さな子供と手をつなぎ楽しく野原に向かい…

リスキリング

第210臨時国会が10月3日召集され、岸田首相は所信表明演説で個人のリスキリング支援に5年で1兆円を投じると表明しました。 「リスキリング」という言葉に初めて接した浅学のわたし、これはリスク云々(デンデンでなくリスク回避などリスク対処)のことかなと…

安倍元首相の国葬は民主主義の密葬だ。

岸田首相は、9月8日の衆議院議院運営委員会において安倍元首相の「国葬儀」閣議決定の経緯について説明を行った。 説明によると「国葬儀」の実施は、内閣府設置法4条3項「内閣府は、前条第二項の任務を達成するため、 次に掲げる事務をつかさどる」の33号「…

敗戦と終戦

また「終戦記念日」がやってきました。 「敗戦責任」を不問にしたまま「敗戦」を「終戦」と言い換え戦争の総括を放置してきた国家(そして国民)の「欺瞞」、その結果として歴史継承なき「虚妄の国体の生成」そして問題の本質を回避することでリスクを蓄積さ…

国葬は政治手段にすぎないー姑息な岸田政権

人の窮状につけ込み利得を得ようとする行為を「弱みにつけこむ」とか「火事場泥棒」などと言いますが、最近では政府が国民を対象にし、惨事に便乗して利得を得るいわゆる「惨事便乗型」の政治手法が横行しているようです。その例が安倍元首相の銃撃死に便乗…

安倍元首相の国葬に異論あり。

今朝の産経新聞によると、『岸田文雄首相が14日、参院選の街頭演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相の「国葬」を秋に実施する方針を表明した。昭和42年の吉田茂元首相の国葬以降行われておらず、戦後2例目。 政府内にも慎重論があったが、首相が押し…