bekiranofuchi’s blog

社会を独自の視点で描いてみたいという男のつぶやき。

政治

三ヶ月の物語。

心温まる後日潭があります。クルド系シリア人の男児で3歳のアイラン・クルデイの遺体がトルコの人気リゾート地の海岸に打ち上げられ家族4人で一人残された父親アブドッラー。アブドッラーの一家は空爆のダマスカスを逃れトルコに逃亡。そこでカナダへ渡るビ…

昭和45年という時代を抉り取った歌手 2

昭和45年4月には「圭子の夢は夜ひらく」7月には「命預けます」と連続してヒットを飛ばした。そして藤圭子は昭和45年の一年間で燃焼してしまったのだ。 ゲバラ、サルトルそして朝日ジャーナルに象徴される革命的未来に若者たちは憧れた。そんな輝かしいユート…

民主主義と資本主義、閉塞の原因は何か。

「自由と平等」は民主主義と資本主義の根幹をなす主要な共通理念だと思われます。 しかし自由と平等とはそもそも併存しうる理念なのでしょうか。 中国など一部の国を除き世界の国々では資本主義と民主主義を共存させ国家運営の駆動力として社会の近代化を図…

中坊公平先生の想い出

平成16年暑い夏の一日、京都に中坊先生をお訪ねしたことがある。 ある仕事をお引受けいただきたいと考えた末そのお願いに伺ったのだ。 アポイント時間より早く先生ご指定の旅館に着いたが約束の時間が過ぎてもいっこうに姿を見せない。約束時間に遅れること…

任侠映画を超えた日本映画の最高峰「総長賭博」

~シトシトと雨の降る夜は任侠映画を~ これは何の誇張もなしに「名画」だと思ったー三島由紀夫がギリシャ悲劇を超えたと絶讃した作品です。 三島が絶賛したのもむべなるかなで一部の隙も無駄もなく日本文化の清華を下敷きに日本社会の悲劇を描き出しています…

共謀罪法案とアカシアの雨

共謀罪法案が今日6月15日に成立しました。 安保法案、特定秘密情報保護法、個人番号法と一連の情報統制法案の締めくくりとして の共謀罪法です。これにより国家統制体制への法的整備が終了となるのでしょう。 戦後の焼け跡から営々と築き上げてきた日本の…

自虐史観のどこが悪いのか。

日本が戦った大東亜戦争のおかげで多くのアジア植民地は独立することができたのである。それなのに日本に感謝するどころか逆に謝罪を要求するとは恩知らずだという人がいますが、それは日本人が言うことではないでしょう。 ヤマトタケルのように卑劣で残虐な…

高等教育の無償化に反対する。

「高等教育の無償化」反対ですね。日本の歴史を通じて今ほど文化が薄っぺらになり教養ある階層を喪失した時代はないでしょう。教育と教養は別でありまた文化と近代化も別ものです。政治的作為か否か、この識別をせずに混同させたままいまに至る戦後70年。そ…

米中関係と「召使」

「中国と米国の関係は正式なものではなく、もちろん結婚ではない。同意の上での同棲ですらない。中国が単に地下室に引っ越してきて使用人として働き始めたようなものだ。そうした関係の危険性は『召使』に描かれている。主人は世間をよく知る人として社交界…

石原慎太郎論ー嫉妬と羨望そして「あらまほし」

父を亡くした長男の石原慎太郎が公認会計士をめざして勉学に励む傍らで弟裕次郎がくり広げる奔放で野放図なブルジョア的青春。 それは日夜机に向かう慎太郎の羨望を秘かに掻き立てたに違いない。 そのプライドゆえに自分にはできようもない破天荒で反倫理的…

森友学園騒動の本質は何か。

日本国民の社会的統合性は精神的にも経済的にも四半世紀前に解体が始まっていたと思われます。敗戦に打ちひしがれた国民の意気を投合させたのは1964年東京オリンピック、1970年大阪万博でした。精神的には国民の祭典としてまた経済的には国家再生事業の象徴…

大きな物語の終わり

トランプ米大統領が就任後、初となる首脳会談を英国のメイ首相との間で持ちました。 思い起こせば経済的低迷に陥った自由主義経済圏の盟主たる英米両国がいまから 40 年ほ ど前にほぼ同時期に選出した指導者はサッチャー首相とレーガン大統領でした。 両国家…

明日は要らない今夜が欲しい

離脱派は騙されたと言いますが、この国ではアベノミクスとやらに騙され続け今や虎の子の年金積立まで詐欺まがいの賭場に放られています。ところが庶民は未だに為政者への高い支持を変えようとは致しません。普通の人が理性的に考えれば首をひねるでしょう。…