bekiranofuchi’s blog

社会を独自の視点で描いてみたいという男のつぶやき。

三島由紀夫の命日に思う。

三島由紀夫が市ヶ谷台で自決し果てて今日でちょうど50年。
三島の最後の言葉「仕方なかった」。
中心がないまま確たる目的もなく東洋の果て風に流されるまま漂流する日本。
仕方ない国家はこのまま朽ち果てるのでしょうか。
三島由紀夫の次の言葉を思い出します。
そして、愛国心憲法改正と読み換えています。

実は私は「愛国心」といふ言葉があまり好きではない。何となく「愛妻家」といふ言葉に似た、背中のゾッとするやうな感じをおぼえる。

この言葉には官製のにほひがする。また、言葉としての由緒ややさしさがない。どことなく押しつけがましい。反感を買ふのももつともだと思はれるものが、その底に揺曳してゐる。