bekiranofuchi’s blog

社会を独自の視点で描いてみたいという男のつぶやき。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

GSOMIA破棄を驚くのは意外だ。

私が意外に思ったのは貿易管理で韓国は信用できないと判断した日本がGSOMIAを破棄した韓国に驚くということでした。日本が驚いたというのは韓国がGSOMIAを継続することは当然のことだと考えていたからだと思います。もしそうであれば、貿易管理という国家の…

年金の財政検証に何の意味があるのか。

年金制度の仕組みはすでに破産が明白である。 しかし厚生労働省は27日、公的年金制度の財政検証結果を公表した。経済成長率が最も高いシナリオでも将来の給付水準(所得代替率)は今より16%下がり、成長率の横ばいが続くケースでは3割弱も低下する。60歳まで…

強制される忖度

飛行機や新幹線に乗ると通路側の席につくのが私の常である。理由は出入りが楽なこと、それに狭い通路とはいえ密閉空間の息苦しさを和らげてくれるからである。 新幹線を利用した時の出来事である。 読書に熱中していた私の横に初老の男が立ち尽くしていた。…

国民国家とグローバリズム

現代政治の主要な概念は国民国家とグローバリズムそして民主主義であろうと思います。 この三つの概念のうち二つは共存が可能であるが三つともに共存することは難しい、 と政治のトリレンマを説いたのはダニ・ロドリックの「グローバリゼーション・パラドッ…

財政健全化は必要なのか。

返済不能な債務や毎月の収支が継続的に赤字だと個人生活の継続はできない。 しかし国家の場合は、民間部門と政府部門そして海外部門それぞれの収支があるのだからこの三部門の総収入と総支出が同じであれば国家は存続できるはずである。 そうであれば、 民間…

悪化する日韓関係に思う

たぶん日本の言い分は正論なのであろう。 しかし正論を貫き通さんがためいささか礼節を欠いてはいないだろうか。 かって自由と民主主義というあたかも正義を装う看板を表に掲げながら裏では植民地化政策を巧妙に進めたのが欧米列強の外交であった。そんなダ…