日中戦争
特攻に出撃する青年を「俺も後に続くから」と送り出した指揮官が昭和20年8月15日になったとたん「戦後復興に力を尽くすことが大事だ」と言い出す。他人に死を命じながら命を賭した約束を反古にした人間とこれを許容してきた国家、そんな日本が作ってきた戦後…
週刊東洋経済7月26日号掲載の「ゲーム理論で読み解く関税交渉の行方」と題した、元米国務省チーフ・エコノミストエミリーブランチャードさんの記事を読んだ。その中で「囚人のジレンマ(*)」を援用した関税交渉論に大いに興味をひかれた私は、この発想に誘…
昨年、陸上自衛隊第32普通科連隊が Xの公式アカウントにおいて、硫黄島を大東亜戦争最大の激戦地と投稿しました。 「大東亜戦争」の呼称は、真珠湾攻撃から4日後の12月12日に東條内閣が「今次の対米英戦は、支那事変(1937年7月7日勃発)を含め大東亜戦争と呼…
7世紀の日本には大きな出来事がありました。それは中大兄皇子などを中心とした宮廷勢力が豪族の長であった蘇我氏を滅ぼし大化改新を行ったことです。巷間言われるように、中大兄皇子が蘇我氏を滅ぼさなければならなかったのは単なる権力争いではありませんで…
今日は二・ニ六から82年目の2月26日。 この事件が未だ謎であることを指摘してみます。 歴史教科書では、次のような説明をしています。 「政治的発言力を増した陸軍の内部では、隊付きの青年将校を中心に、直接行動による既成支配層の打倒・天皇親政の実現を…
日本人の精神構造からあの戦争とはなんだったのかを抉る。その論考は哲学的深淵に至る名著。 楠正成、織田信長の戦から明治へと身分差別を打破して国民の時代を築いた日本。日清・日露は「国民の戦争」を戦うことができた日本。 しかし文明開化は欧米人でも…
1941年ロシアの秋、破竹の進撃を続けたヒットラー軍はクレムリンまであと十数キロのところまで迫っていた。しかし例年より早い冬の到来が招いた泥濘と降雪が進撃の足を止め、世界で最も近代的な機械化部隊はその攻撃の成功にもかかわらず農業用荷車しか持た…