bekiranofuchi’s blog

社会を独自の視点で描いてみたいという男のつぶやき。

日本学術会議会員の任命拒否問題

本件は合法か否かという法的な問題ではなく、「国民に忖度を強いる」典型的な強権政治、その巧妙な政治手法の一つだと思います。 ポイントは 「なぜ6人の任命を拒否したのか」 です。日本学術会議の在り方を問うのであれば105人の全員または半数の任命を…

アメリカ社会分断の根源

トランプ大統領はアメリカ社会分断の元凶かのように言われています。しかし分断の根源は人的なものよりは、新自由主義と国民国家に起因しているのではないでしょうか。 権益層と富者には手厚い支援を施し、中間層と貧者に対しては出来る限り切り捨てることで…

デジタル庁に思うこと。

新政権を担う菅首相はデジタル化に重きを置く方針だと話されました。 日本のデジタル化が他国に大きな遅れをとっておりその後進性を早急に挽回すべく政策の強化を図るという方針に異議はありません。 しかし、制度疲労を起こしている既存の枠組みを見直さず…

総裁選に思う自助・公助とは何か。

「自助・共助・公助」これは総裁選に望む菅官房長官が語った、国家運営方針の一つのようです。グローバリズムのトリレンマ(グローバリズム、民主主義と国民国家主義は、いずれか二つの組み合わせは共存可能なるも三つの併存は困難)がもたらした貧富と教育…

予言されていたパンデミックの賭

今から3年も前に、2020年末までの半年間でバイオテロまたはバイオエラーにより百万人が死亡すると予言(predict)した人がいます。それは、イギリスの宇宙物理学者、天体物理学者で元ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ学寮長のマーティン・リース(Marti…

甘えの構造

国民に対する政府の欺瞞を欺くため大日本帝国が掲げた大義名分とは「天皇」であった。 錦の御旗「天皇」のもとあらゆる不条理に耐え時には生命さえ捧げることが大義に殉ずる帝国国民とされた。国民は「天皇」へ没人化して、己の心情に逆らう欺瞞を取り繕うし…

経済成長主義の終焉

経済成長率とは何でしょうか。それは換言すると資本の利益率です。 これが2%を下回ると資本が得るものはゼロといわれています。 アベノミクスの経済成長率の目標がなぜ2%なのか、 その根拠につき当初から政府の説明はなくマスコミ、経済学者などからも明確な…

自由とは何か。

1.「自由」の語源について まず、自由とはそもそも何なのでしょうか。 自由はLibertyとFreedomという二つの言葉に由来(和訳)しており、その語源は、以下のように解釈されています。 Liberty ラテン語起源でliber(世帯における自由な成員、つまり特権を…

世界経済のトップに躍り出るのは中国か。

国家経済は、民間部門と政府部門そして海外部門から成り立っています。そして、それぞれの部門に収支がありますから三部門の総収入と総支出の合計が恒常的にプラスであれば国家経済は成長できるはずです。 そうであれば、 民間部門の収支+政府部門の収支+…

新型コロナウイルス「安倍首相4月17日記者会見」

同じ敗戦国ドイツのメルケル首相の国民に向けたスピーチとは雲泥の差があります。内容の詳細はともかく一国の為政者が国民に向けて語る姿勢には真摯さと責任とが不可欠です。安倍首相の記者会見にはこの二つとも見られませんでした。問題は首相の人間性です…

医療崩壊より政治崩壊だ

我が国では医療崩壊なるご託宣を錦の御旗としているように思えます。 医療機関からの感染検査依頼さえも抑制して、検査の母数を示さぬ客観性のない感染者の数字をもって「持ちこたえてる」と独善的な判断で必死にオリンピックの完全遂行を目指していると見え…

映画パラサイトは日本の悲喜劇か。

今年のアカデミー賞四部門を受賞した映画「パラサイト 半地下の家族」を観ました。 路地裏の半地下に暮らす夫婦と息子、娘、四人の貧困家族。ある日、息子は友人から家庭教師の代役を紹介をされる。それをキッカケに富豪の家に娘は美術教師、父は運転手そし…

COVID-19と人災

中国の武漢が発生源とされる新型コロナウイルス=COVID-19ですが、その感染リスクを指摘したお医者さんは中国政府よりデマ騒伝罪に問われ、患者対応により自らも感染して亡くなられたのことです。 彼の指摘を真摯に中国政府が受け止めていれば、ここまで大き…

フットボールはなぜ日本ではうけないのか。

例年のごとくスーパーボールを見ながらフットボールが日本で人気がないのは何故かと思いました。 フットボールの魅力は多々ありますが、ワン・プレイ毎にタイムが止まりその時点での点差と残り時間から最適なプレイ(戦術)を瞬時に選択して勝利への確度を高…

公務員法の不思議

私達が理解している公務員のイメージと、法律で定められている「公務員」とではどうも違っているように思えます。 憲法と国家公務員法とでは公務員に関する明確な定義がなく、その役割にも齟齬があるようです。そのような疑問を考察をしてみました。 Ⅰ.憲法…

予測が当たったBREXIT

2016年6月初旬に私は以下のよう国民投票を予想しました。 「英国はEUを離脱するであろう」 その通りになりました。 英国のEU離脱についてどうも巷間では政治、経済の問題として論議されているようです。 しかし私はこの問題は文化の問題として考えるべきだと…

BREXITと地政学

(まえおき) 12月20日付ロイターは「英下院は20日、欧州連合(EU)離脱に向けた関連法案の概要部分を巡る採決を実施し、賛成多数で可決した。主要なハードルを突破し、ジョンソン首相が目指す来年1月末のEU離脱達成は現実味を帯びてきた。」と報じて…

反社会的勢力

今朝の朝日新聞によると、 「政府は10日、首相主催の『桜を見る会』に出席していたとされ問題になった 『反社会的勢力』について、『あらかじめ限定的かつ統一的に定義することは困難』 とする答弁書を閣議決定した。」と報じています。 この記事でまず気に…

それでも経済成長は必要か?

1941年ロシアの秋、破竹の進撃を続けたヒットラー軍はクレムリンまであと十数キロのところまで迫っていた。しかし例年より早い冬の到来が招いた泥濘と降雪が進撃の足を止め、世界で最も近代的な機械化部隊はその攻撃の成功にもかかわらず農業用荷車しか持た…

アゾレス紀行

「アソーレスって知ってる」と家内から聞かれたのはこの春だった。 アソーレス?一瞬、何のことかわからず家内に聞くと、カナダに在住する次女の家族が遅れた夏季休暇を過ごす場所らしい。そのメールを見てみるとアソーレスとはポルトガル語でアゾレス諸島の…

東京オリンピック札幌会場は国民の責任

IOCは16日、東京五輪の暑さ対策の一環として、マラソンと競歩を北海道札幌市で実施することを計画していると発表した。そして東京オリンピック組織委員会の森会長は「われわれが駄目だと言えるのか」と見栄を切った。その通りである。 民主主義日本の国…

ようやく動いた北陸新幹線

台風の影響を受け例年より参加者の少ない同窓会が終了し実家に戻ったのはまだ暗くなる前だった。そして13日午後から北陸新幹線は動くだろうとのニュースを微塵も疑わず明日の帰り仕度をして床についた。ところが13日朝のTVに映ったのは水没した長野の新幹線…

関西電力の金品受領問題

関電側では恫喝されたと言う。しかし組織ぐるみで長期にわたり脅されていたという、そのことは組織のコンプライアンス問題ばかりでなく事業そのものが世間に対する疚しさなり表面化できない後ろめたい問題を抱えていたのではないか。しかも動いた金の出どこ…

安倍改造内閣は右翼強硬派か?

安倍改造内閣の新大臣の顔ぶれを見て右翼化という論調があるが本当だろうか。 安倍首相は改造内閣について、安定と挑戦の内閣だという。 そもそも右翼とは過去の視点から現時点を解釈するものであり安定はともかく挑戦などとは水と油である。 また寛容性と多…

グリーンランド購入は理にかなっている

トランプ大統領がデンマーク政府の実質管理しているグリーンランド島を購入したいと発言した。島全体が氷に覆われ人口5万6千人のグリーンランドを買いたいというので日本では失笑を買っている。 しかし地政学的にみるとトランプ大統領の意図は明確に浮き上が…

GSOMIA破棄を驚くのは意外だ。

私が意外に思ったのは貿易管理で韓国は信用できないと判断した日本がGSOMIAを破棄した韓国に驚くということでした。日本が驚いたというのは韓国がGSOMIAを継続することは当然のことだと考えていたからだと思います。もしそうであれば、貿易管理という国家の…

年金の財政検証に何の意味があるのか。

年金制度の仕組みはすでに破産が明白である。 しかし厚生労働省は27日、公的年金制度の財政検証結果を公表した。経済成長率が最も高いシナリオでも将来の給付水準(所得代替率)は今より16%下がり、成長率の横ばいが続くケースでは3割弱も低下する。60歳まで…

強制される忖度

飛行機や新幹線に乗ると通路側の席につくのが私の常である。理由は出入りが楽なこと、それに狭い通路とはいえ密閉空間の息苦しさを和らげてくれるからである。 新幹線を利用した時の出来事である。 読書に熱中していた私の横に初老の男が立ち尽くしていた。…

財政健全化は必要なのか。

返済不能な債務や毎月の収支が継続的に赤字だと個人生活の継続はできない。 しかし国家の場合は、民間部門と政府部門そして海外部門それぞれの収支があるのだからこの三部門の総収入と総支出が同じであれば国家は存続できるはずである。 そうであれば、 民間…

悪化する日韓関係に思う

たぶん日本の言い分は正論なのであろう。 しかし正論を貫き通さんがためいささか礼節を欠いてはいないだろうか。 かって自由と民主主義というあたかも正義を装う看板を表に掲げながら裏では植民地化政策を巧妙に進めたのが欧米列強の外交であった。そんなダ…