bekiranofuchi’s blog

社会を独自の視点で描いてみたいという男のつぶやき。

アメリカはなぜウクライナを軍事支援しないのか。

ロシアのウクライナ侵攻に関する米国の対応を見ていますと、米国はもはや民主主義の旗手でもなく社会正義の使者でもあり得ません。米国が行ってきたベトナム戦争に始まる他国の戦争や紛争への積極的な介入は、すべて失敗でした。このために多くの若者を失い多額の国費を費やしました。米国民はそんなものは国益にはならなかったと悟り、いまや米国は自国の国益を第一義とする普通の国家に戻ったように見えます。

ウクライナ侵攻を目撃し恐怖に駆られ秘かに怯える国々が米国の原油天然ガスミサイル防衛システムを買うことになるでしょう、トウモロコシや小麦などの穀物についても競って米国からの買い付けに走ることでしょう。

ウクライナ支援は口先だけ、ロシアへの軍事攻撃など一切支援しない、つまり何もしないことが米国の国益になるのです。