bekiranofuchi’s blog

社会を独自の視点で描いてみたいという男のつぶやき。

眞子さまのご結婚

 秋篠宮家の長女・眞子さんと小室圭さんは、結婚されて日本を離れニューヨークでの生活を始めました。

眞子さまのご結婚については、小室さんに関する醜聞から賛否両論がありました。

この問題は、眞子さまが皇族であるために一般国民の結婚とは異なる視点で論じられていると思います。皇族は私たちと同じ国民であるのか否か。この点を明確にしてからでないと、どうも考えようもありません。
この問題に関係するのは憲法ですが。
憲法1条では、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」
憲法11条では、「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない」とあります。
ここでいう国民とは「国籍法」により定められた日本国籍の所有者のことです。

しかし、姓も戸籍もない天皇と皇族は日本国籍を有するのでしょうか。戸籍のない人が国籍を取得できるのでしょうか。眞子さまはじめ皇族が外国に入国する際のパスポートはどうなってるのでしょうか。憲法の規定を読み替えると国籍がなければ基本的人権の享有は妨げられることになります。ということは、さまざまな自由や権利つまり表現の自由や移動の自由、職業選択の自由もないことになりかねません。
天皇については、「象徴という地位」ですから、基本的人権を超越した概念で理解すべきか(イデオロギーとしての天皇制は戦前と戦後に断絶はない?)とも思いますが。しかし、皇族については、どうなるのでしょうか。