bekiranofuchi’s blog

社会を独自の視点で描いてみたいという男のつぶやき。

2023-01-01から1年間の記事一覧

マイナカードと健康保険証

報道によると、総務省は12月中にも、暗証番号が不要なマイナンバーカードを導入する方向という。当初は、暗証番号の設定・管理に不安を抱える高齢者や認知症患者らを想定していたが、希望者全員に対象を拡大することへと方針転換するらしい。 また、すでに交…

経済成長主義を叱る

敗戦によって焦土と化した惨状から一躍奇跡的な復興を遂げた日本。その要因は、国民が国家再建に向かって一致団結して取り組んだ経済の立て直しが大なるものでした。みごと立ち直った新生日本、その発展戦略とは戦前の領土拡大主義から経済力強化へと転換す…

問題は成長でなく成長主義にある。

私はアベノミクスの根拠なき2%成長論に愛想をつかして、「それでも経済成長は必要か」「経済成長主義の終焉」をブログに書いてきた。 繰り返しになりますが、成長そのものに問題はなく「成長主義」にこそ問題があることを指摘したいと思います。 敗戦の惨…

内閣支持率の調査

岸田内閣の支持率が低下していると各報道機関が報じています。 多くの報道機関がおこなう内閣支持率の調査方法は、回答者の生の声を聴取した結果をそのまま反映するのではなく、 支持する理由と支持しない理由の回答をあらかじめ用意しておき回答者がその中…

インパール作戦

「朝起きてから山形新聞、AERA、週刊金曜日の原稿をまとめ書き。大阪万博とインパール作戦とマイナンバーカードについて書きました。始めた作戦を途中では止めることができない「総長賭博」体質はたぶんもう治りません。でも、自分たちがそういう国民文化の…

うつろい

普段あまり取引のない信用金庫から昨日封書が届きました。 宛名の上には赤い下線が色濃く引かれ「お客様への重要なお知らせ」と記載されています、 さっそく封を切ると「マネーロンダリングおよびテロ資金供与に関するガイドラインを踏まえお客様とのお取引…

マイナンバーカードの混乱は手段の目的化が原因だ。

現在マイナンバーカードの累計申請数は総務省ホームページによると97,157,317で人口に対する割合は77.2%に達しています。一方、マイナンバーカードに関連するトラブルが続出しております。 そもそもマイナンバーカードの発端となったのはマイナンバー制度で…

Jアラートに思う

Jアラートは正式名称を「全国瞬時警報システム」という。 国が、時間的余裕がない有事の際に、住民に情報を届けるために使われるシステム。 有事を察知した場合、内閣官房が総務省消防庁のJアラート送信システムを使って 主に携帯電話会社と市町村の受信機に…

手放しで喜べない給料アップ

物価高騰に困窮する庶民の救済と称し岸田首相自ら音頭を取り旗振りをした給料アップ政策。 かつては安倍政権も脱デフレ・景気浮揚策の一環として政府主導の賃上げを図ったことがある。 しかし魅力ある消費対象のない日本で多少給料が上がっても破綻した福祉…

ウクライナ・ファティーグ

ロシアのウクライナ侵攻から1年になる先月、米国バイデン米大統領はキーウを電撃訪問し、ウクライナのゼレンスキー大統領に戦闘車両数千両の提供などウクライナ支援を約束した。その1週間後、こんどはイエレン米財務長官がキーウ(キエフ)を訪問した。ウク…

戦争と平和

「ひとはなぜ戦争をするのか」という本が20年以上前に刊行されています。 内容はアインシュタインとフロイトの戦争をめぐる書簡交換ですが、90年前の 両偉人の意見交換はこの問題をじっくりと考えるには大変参考になります。 フロイドの「生の欲動」と「死の…

有事と戦争ー建国の本義を忘れるな

ロシアのウクライナ侵攻に端を発して台湾有事や北朝鮮のミサイルなど我が国の国防議論が活発化しています。そこで気になるのは国防が即戦争に結び付ける論議が大手を振ってまかり通っていることです。 歴史を遡れば、 日本国憲法公布(1946年11月3日)直後の…

社会が変わってしまう

「性的マイノリティ」への差別発言をした「首相秘書官」。その発端は、「LGBT理解増進法」。報道によると、岸田首相は、この法案により「社会が変わってしまう」と発言をしたようです。国会では、「首相発言」をめぐり、野党が首相にその「真意」を問い糺し…