bekiranofuchi’s blog

社会を独自の視点で描いてみたいという男のつぶやき。

トランプ

今のアメリカ、明日は日本か。

高市首相は、国権の最高機関である国会、その召集日冒頭に衆議院解散を表明しました。 高市首相は衆議院解散の理由として次のように述べました。 「高市早苗が、内閣総理大臣で良いのかどうか、今、主権者たる国民の皆様に決めていただく、それしかない。 そ…

アメリカのどこが日本より優れているのか。

アメリカの底力というより、日本に比べて優れていると思う点を述べてみます。 それは、権力・為政者のアメリカ・ファーストの「戦略的思考」と戦略実行のための「システム構築力」、 社会の「敗者への寛容性・再挑戦の容認」だと思います。 戦略的思考は、国…

トランプ関税は世界システムの再構築を意図したものか。

米国トランプ大統領の打ち出した関税政策は、彼の特異な気質による常識を超えた独断的な自国第一主義の政策であり、なんとも理解不能だという評価が世界の大勢を占めているようである。たしかに、そうなのかも知れない。関税率アップは最終的に自国経済に跳…

ベネズエラ攻撃に思う

米国のトランプ大統領はベネズエラを攻撃してマドゥロ大統領を米国に拉致した。 自国の麻薬取締法に抵触するから米国が拘束したという理由らしい。 いっぽう、埋蔵量世界一のベネズエラの石油欲しさが理由だとマスコミは報じている。 この米国の行動に対し、…

ニューヨーク市長選から考える 資本主義と民主主義の岐路で

世界が大きく変わろうとしている。ニューヨーク市長選で急進左派のゾーラン・マムダニ氏が当選したニュースは、単なる地方政治の話題にとどまらず、現代社会の深い潮流を映し出していると感じる。マムダニ氏は「勇気と権力をつかみ、政治王朝を倒した」と語…

トランプ関税とハル・ノート

週刊東洋経済7月26日号掲載の「ゲーム理論で読み解く関税交渉の行方」と題した、元米国務省チーフ・エコノミストエミリーブランチャードさんの記事を読んだ。その中で「囚人のジレンマ(*)」を援用した関税交渉論に大いに興味をひかれた私は、この発想に誘…

錯覚

日本に対するトランプ相互報復関税は当初の24%ではなく25%になるとの通知を受けて、あるTV番組で某エコノミストは2020年のドル為替レートは110円前後だったから関税が25%になっても今の為替レート145円レベルを考慮すると日本企業は何とか持ち堪えられるだろ…

アメリカの凋落

戦後世界をリードしてきたアメリカは崩壊へと向かっているのか。 トランプ関税について、ハーバードビジネススクールのエグゼクティブフェロー、ビル・ジョージ氏は「アメリカは世界75%の信頼を75日で失った」と苦言を呈しました。 トランプ大統領の就…

繁栄と衰亡ートランプ大統領に諫言を

衰亡は繁栄の絶頂期にはじまる、デイープシークの出現はパックス・アメリカーナの終わりの始まりになるのであろうか。 トランプ大統領の傍若無人な言動は、まさに近代ブルジョアジーの傲慢さそのものに思える。政治階級への嫌悪感がその象徴であろう。さらに…

アメリカの民主主義

週間エコノミスト12/31・1/7合併号に一橋大大学院の福富満久教授が寄稿、アメリカ民主主義の特殊性に関するエマニュエル・トッドの論考を紹介している。 今回のアメリカ大統領選では、ヒスパニック系もアジア系もトランプ氏を拒絶しなかったのはなぜかが話題…

麻生元首相のトランプ氏訪問

今朝の大手メデイアは、「自民党の麻生太郎副総裁はニューヨークのトランプタワーでトランプ前米大統領と会談。トランプ氏は、ニューヨーク州の裁判所で行われている元不倫相手への口止め料をめぐる審理の合間をぬって、麻生氏をトランプタワーの玄関口で出…

なぜトランプは人気があるのか。

アメリカの黄金期1950年代、労働者たちは平均的賃金を得て、ローンで家を買い新車を買った。 だれもがみんな一緒に「アメリカン・ドリーム」を満喫できたのだ。 アメリカの製造業が生産した製品をアメリカ国民が買う、そこには企業・工場の海外へのアウ…

ポスト・トゥルースとフェイク・ニュース

ポスト・トゥルースの起源は、米作家Ralph Keyesの「The Post-Truth Era」(2004年刊行)といわれるが、環境問題誌「グリスト」の編集者、David Robertsが地球温暖化懐疑論者のキャンペーンに用いたのが起源との説もあるらしい。 定義は「事情をわきまえたう…

アメリカ大統領と分断を巡る妄想

アメリカ大統領選挙では、集団心理を利用したバーチャル扇動ゴッコが国の内外を席巻し妄動にかられた方々もおられたように思います。 私はアメリカ大統領選で妄動ならぬ妄想を逞しくしました。 一つは、あのトランプの後任にもかかわらず新大統領に何ら魅力…

アメリカ大統領選挙に思う、社会のシンギュラリティ。 

アメリカ大統領選挙ではトランプ、バイデン両候補による政策論争はほとんど見られぬまま両者の非難応酬のうちに国民投票が終わりました。 今回の選挙ではトランプ大統領の独善的な政治行動がアメリカ社会をトランプ派と反トランプ派に国民を分断させたといわ…

トランプ大統領と福音派

アメリカの福音派がトランプ大統領の支持基盤であるという話があります。 アメリカの政治学者Mark Amstutzがプロテスタントと福音派について詳細な考察を展開しています。 その内容を要約すると以下のようなものです。 アメリカがピューリタンによって建国さ…

アメリカ社会分断の根源

トランプ大統領はアメリカ社会分断の元凶かのように言われています。しかし分断の根源は人的なものよりは、新自由主義と国民国家に起因しているのではないでしょうか。 権益層と富者には手厚い支援を施し、中間層と貧者に対しては出来る限り切り捨てることで…

グリーンランド購入は理にかなっている

トランプ大統領がデンマーク政府の実質管理しているグリーンランド島を購入したいと発言した。島全体が氷に覆われ人口5万6千人のグリーンランドを買いたいというので日本では失笑を買っている。 しかし地政学的にみるとトランプ大統領の意図は明確に浮き上が…

いまの地政学でいいのか。

いまある地政学とは物理的かつ政治的な国境や軍事力などヴィジブルなものを諸元とした論理構成と展開をおこなっています。 ところが物理的国境なるものはいまやインターネット網の世界的な普及により消滅しつつあります。 インターネット網はフェースブック…

歴史の終わり

民主主義と自由経済が最終勝利を収めたとフランシス・フクヤマが「歴史の終わり」に華々しく宣言してから四半世紀を経過しました。この間に自由経済の姿は自由貿易から関税撤廃そして各国内の諸規制撤廃へと進行しいわゆるグローバル・エコノミーへと変貌し…

分断と沈黙

米国はトランプ大統領の出現により国内の分断化が、英国はEU離脱によりやはり国内の分断化が危惧されるそうです。しかしトランプやEU離脱が分断化を引き起こしたのでしょうか。そうではなくこのような事象が発生する以前から経済格差の拡大や移民問題など世…

大きな物語の終わり

トランプ米大統領が就任後、初となる首脳会談を英国のメイ首相との間で持ちました。 思い起こせば経済的低迷に陥った自由主義経済圏の盟主たる英米両国がいまから 40 年ほ ど前にほぼ同時期に選出した指導者はサッチャー首相とレーガン大統領でした。 両国家…