民主主義
「国民会議」は、2008年に当時の福田康夫首相が「社会保障国民会議」として閣議決定によって設置したことに端を発します。 その設立趣旨は、与党単独の多数決による決定では国民の強い反発が予想される重要な政策課題について、学識経験者や経済界、労働界な…
今回の衆議院選挙は政党や政策選択の選挙ではなく、国民が現政権の全権を高市首相に白紙委任するか否か、その回答を要請された異様な選挙でした。 最初から政権維持目的の選挙であり、高市首相(その一味)の選挙戦略が上手かったと思います。その戦略は三つ…
高市首相は、国権の最高機関である国会、その召集日冒頭に衆議院解散を表明しました。 高市首相は衆議院解散の理由として次のように述べました。 「高市早苗が、内閣総理大臣で良いのかどうか、今、主権者たる国民の皆様に決めていただく、それしかない。 そ…
米国トランプ大統領の打ち出した関税政策は、彼の特異な気質による常識を超えた独断的な自国第一主義の政策であり、なんとも理解不能だという評価が世界の大勢を占めているようである。たしかに、そうなのかも知れない。関税率アップは最終的に自国経済に跳…
世界が大きく変わろうとしている。ニューヨーク市長選で急進左派のゾーラン・マムダニ氏が当選したニュースは、単なる地方政治の話題にとどまらず、現代社会の深い潮流を映し出していると感じる。マムダニ氏は「勇気と権力をつかみ、政治王朝を倒した」と語…
週間エコノミスト12/31・1/7合併号に一橋大大学院の福富満久教授が寄稿、アメリカ民主主義の特殊性に関するエマニュエル・トッドの論考を紹介している。 今回のアメリカ大統領選では、ヒスパニック系もアジア系もトランプ氏を拒絶しなかったのはなぜかが話題…
アメリカの大統領選挙は、ペンシルベニア州・ミシガン州など激戦7州で民主党ハリス候補が共和党トランプ候補の支持率を僅差でリードしているとメデイアは伝える。 アメリカの大統領選挙は長くて騒々しい、この長い期間に要する費用と時間を考えたときそれだ…
そもそも岸田首相は、国家運営や政策構想など政治家としての理念など持たず、ひたすら首相になりたいだけだ、と公言して憚らぬ人。安倍元首相の国葬に際しては「国として葬儀を執り行うことで・・・我が国は民主主義を断固として守り抜くことを示し」「安倍…
自民党派閥の裏金問題はついに岸田首相が渦中の安部派幹部に対する事情聴取を始めた。 その結果として岸田首相がいかなる結論を出すのか断定はできないが、党内の罰則規定に沿った処分、重くても党員資格の停止とか選挙時の非公認に終わるだろうと報道機関が…
納税は義務なのか 報道によると確定申告会場で自民党裏金事件への怒りが噴出し、SNS上では「#確定申告ボイコット」がトレンドワードに急浮上スタという。些細な不備でも再申告をして課税される国民に対し、政治家の「政治資金」は非課税の聖域で使途不明の…
岸田首相は、9月8日の衆議院議院運営委員会において安倍元首相の「国葬儀」閣議決定の経緯について説明を行った。 説明によると「国葬儀」の実施は、内閣府設置法4条3項「内閣府は、前条第二項の任務を達成するため、 次に掲げる事務をつかさどる」の33号「…
人の窮状につけ込み利得を得ようとする行為を「弱みにつけこむ」とか「火事場泥棒」などと言いますが、最近では政府が国民を対象にし、惨事に便乗して利得を得るいわゆる「惨事便乗型」の政治手法が横行しているようです。その例が安倍元首相の銃撃死に便乗…
今朝の産経新聞によると、『岸田文雄首相が14日、参院選の街頭演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相の「国葬」を秋に実施する方針を表明した。昭和42年の吉田茂元首相の国葬以降行われておらず、戦後2例目。 政府内にも慎重論があったが、首相が押し…
安倍元首相が参議院選の応援演説中に銃撃されて昨日死亡しました。一夜明けるや主要新聞の社説をはじめマスコミ報道は、テロ行為は言論に対する暴力による凶行であり民主主義の破壊、民主主義への挑戦で断じて許されず民主主義の危機をしたり顔で繰り返して…
そもそも民主主義とは、市民が自由選挙で選出した代表を通じて市民としての権利を行使しかつ責任を負う統治形態というものだが、 いくら美辞麗句を並べようと所詮は数の論理による統治形態である。 統治者と被治者である市民との間を媒介するのが選挙で選ば…
アメリカの対外政策は「自国のダブル・スタンダード」(アメリカ・ファーストという国家理念に依拠した民主主義と孤立主義)を、国際機関のなかに植え付ける(embeded)ことに本質があるのではないかと思います。ウクライナ侵攻にともなうロシアのジェノサイ…
最近リベラルなる言葉が聞かれなくなった。そこでそもそもリベラリズムとは何かを考えてみた。どうやらその概念の中核となるのは自由、個性、社会性、公共利益、進歩、合理性だと思われる。このうち自由と進歩そして合理性を強調するのが世紀末から隆盛を極…
自民党の総裁選挙は、実質的には一国の為政者を選出する選挙にもかかわらず、国のリーダーとして提示すべき国家ビジョンが語られぬまま総裁選は大義なき戦術論に終始して総裁が決定された。直後の衆議院選挙も保守政党と野党によるお定まりの馴れ合い政権奪…
菅首相の退任表明に端を発した自民党の次期総裁をめぐる選挙が9月29日に行われる予定である。 総裁選の立候補者については毎日のように報道されるが、どなたの意見を聞いても語ることは枝葉末節の目的がみえない戦術論ばかりである。 やがて首相として国の統…
私はワクチン接種のクーポンと予約通知を一週間前に受け取りました。申し込みが今日の朝9時からでしたので、その時間に指定のウェブサイトをクリックして数分で2回分の接種予約が完了しました。しかも会場は歩いて数分の所に申し込んでOKです。そのあとマイ…
アメリカ大統領選挙では、集団心理を利用したバーチャル扇動ゴッコが国の内外を席巻し妄動にかられた方々もおられたように思います。 私はアメリカ大統領選で妄動ならぬ妄想を逞しくしました。 一つは、あのトランプの後任にもかかわらず新大統領に何ら魅力…
問題の本質は沖縄の悲嘆を枕に惰眠を貪るわたしたち国民の腐敗した倫理体質ではありませんか。あの戦争でわが国は敗戦まぎわに本土決戦を宣言しました。ところが実際に敢行したのは沖縄だけです。さらに敗戦後は四半世紀にわたり米国統治下に放置したまま誰…
アメリカ大統領選挙ではトランプ、バイデン両候補による政策論争はほとんど見られぬまま両者の非難応酬のうちに国民投票が終わりました。 今回の選挙ではトランプ大統領の独善的な政治行動がアメリカ社会をトランプ派と反トランプ派に国民を分断させたといわ…
トランプ大統領はアメリカ社会分断の元凶かのように言われています。しかし分断の根源は人的なものよりは、新自由主義と国民国家に起因しているのではないでしょうか。 権益層と富者には手厚い支援を施し、中間層と貧者に対しては出来る限り切り捨てることで…
国民に対する政府の欺瞞を欺くため大日本帝国が掲げた大義名分とは「天皇」であった。 錦の御旗「天皇」のもとあらゆる不条理に耐え時には生命さえ捧げることが大義に殉ずる帝国国民とされた。国民は「天皇」へ没人化して、己の心情に逆らう欺瞞を取り繕うし…
今朝の朝日新聞によると、 「政府は10日、首相主催の『桜を見る会』に出席していたとされ問題になった 『反社会的勢力』について、『あらかじめ限定的かつ統一的に定義することは困難』 とする答弁書を閣議決定した。」と報じています。 この記事でまず気に…
IOCは16日、東京五輪の暑さ対策の一環として、マラソンと競歩を北海道札幌市で実施することを計画していると発表した。そして東京オリンピック組織委員会の森会長は「われわれが駄目だと言えるのか」と見栄を切った。その通りである。 民主主義日本の国…
関電側では恫喝されたと言う。しかし組織ぐるみで長期にわたり脅されていたという、そのことは組織のコンプライアンス問題ばかりでなく事業そのものが世間に対する疚しさなり表面化できない後ろめたい問題を抱えていたのではないか。しかも動いた金の出どこ…
現代政治の主要な概念は国民国家とグローバリズムそして民主主義であろうと思います。 この三つの概念のうち二つは共存が可能であるが三つともに共存することは難しい、 と政治のトリレンマを説いたのはダニ・ロドリックの「グローバリゼーション・パラドッ…
白内障の手術が終わり不自由な片目を開けて病室の天井を見つめていると静寂な夕暮れの窓外に雨音が聞こえてきました。電気スタンドの明かりを消して眼を閉じると耳もとに西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」がかすかに聞こえてくる気がします。昭和35…