bekiranofuchi’s blog

社会を独自の視点で描いてみたいという男のつぶやき。

民主主義

民主主義と資本主義、閉塞の原因は何か。

「自由と平等」は民主主義と資本主義の根幹をなす主要な共通理念だと思われます。 しかし自由と平等とはそもそも併存しうる理念なのでしょうか。 中国など一部の国を除き世界の国々では資本主義と民主主義を共存させ国家運営の駆動力として社会の近代化を図…

共謀罪法案とアカシアの雨

共謀罪法案が今日6月15日に成立しました。 安保法案、特定秘密情報保護法、個人番号法と一連の情報統制法案の締めくくりとして の共謀罪法です。これにより国家統制体制への法的整備が終了となるのでしょう。 戦後の焼け跡から営々と築き上げてきた日本の…

米中関係と「召使」

「中国と米国の関係は正式なものではなく、もちろん結婚ではない。同意の上での同棲ですらない。中国が単に地下室に引っ越してきて使用人として働き始めたようなものだ。そうした関係の危険性は『召使』に描かれている。主人は世間をよく知る人として社交界…

自由から逃避する日本の若者

「革命」と「自由」...この二つの言葉は若者にもっとも相応しい言葉でした。ところがこの国の若者にとり革命が死語となってからほぼ半世紀こんどは自由が死語になりつつあります。 いったい自由とは何でしょうか。 他のものから拘束や支配を受けずにそのもの…

「平和ボケ」ではなく「憲法ボケ」

日本は敗戦後の1945年9月2日から1952年4月28日まで連合国軍(米軍統治部隊)占領下にあり日本国憲法は1946年11月に公布されました。 連合国軍占領開始から1年余で日本国憲法が公布されています。 わたしの疑問のひとつは憲法第一章第一条がなぜ天皇から始ま…

歴史の終わり

民主主義と自由経済が最終勝利を収めたとフランシス・フクヤマが「歴史の終わり」に華々しく宣言してから四半世紀を経過しました。この間に自由経済の姿は自由貿易から関税撤廃そして各国内の諸規制撤廃へと進行しいわゆるグローバル・エコノミーへと変貌し…

大きな物語の終わり

トランプ米大統領が就任後、初となる首脳会談を英国のメイ首相との間で持ちました。 思い起こせば経済的低迷に陥った自由主義経済圏の盟主たる英米両国がいまから 40 年ほ ど前にほぼ同時期に選出した指導者はサッチャー首相とレーガン大統領でした。 両国家…