報道によると、 アフガニスタンでは反政府勢力のタリバンが首都カブールを包囲して大統領府を占拠、ガニ大統領は国外に脱出して同政権は事実上崩壊したとのことです。
タリバン反攻を加速させた直接的な原因はアフガニスタン駐留米軍の撤退にあるようです。
いっぽうバイデン大統領は駐留米軍の撤退は「責任ある撤退」と判断の正当性を演説でアピールしています。
しかしながら、9・11テロへの報復としてアメリカが国際的な批判にもかかわらず勝手に戦争を始めて駐留し、勝手に退去していく全てアメリカの自己都合にしか見えません。オバマ政権時のバイデン副大統領は駐留米軍の増員を推進して10万人もの派兵を行ってます。
そもそも、アメリカ軍のアフガニスタン駐留目的は何だったのか、この時点からの経緯の説明がない限り、バイデン大統領の演説は前大統領と変わらぬアメリカ・ファーストに過ぎないように聞こえてきます。